こんにちは、札幌パソコンサポート代表の平山です。

このお仕事を始めて、おおよそ24年ほどになります。その間、お客様よりさまざまな同業者に関するウワサ、評判などを伺う機会も多く、その中には「え?!そんな人もいるの?!」と、同業者である私の方が驚くケースさえあります。

今回は、そういったウワサ話について、お相手の名前は伏せた上でお伝えしたいと思います。(被害に遭われたご本人様たちからの情報とは言え、ほとんどは伝聞情報にすぎませんし、当方で確証を取った上でのお話ではありませんので、その点への配慮です。皆様におかれましても、話半分程度に聞いて頂ければ幸いです。)

ケース1:「これでいいんです!うちは間違ってません、そちらか別の業者が間違っています!」と、間違った処置を行っておいて堂々と開き直る業者

電話勧誘業者

「べつの業者さんにやってもらった後、なんだか変、おかしい、うまく動かないのだけど、依頼した業者がやり直してくれないので、札幌パソコンサポートさんにお願いします」という、まあ、ヨソの尻ぬぐい案件ですね。当店では2~3か月に1~2件ぐらいはこういうケースが存在します。

例えば、電子メール設定を依頼したが受信だけ出来て送信が出来ないとか、無線LANの設定を依頼したがセキュリティ設定が不完全でスマートフォン画面で警告が出たとか、そういった類の片手落ちな処置が、これに当たります。なまじ一部の機能が動いていたりすると、電話で状態を相手に伝えた際に「(一応は)ちゃんと動いているのだから自分の責任ではない」と主張する業者がしばしばいるようです。

さて何が怖いかと言えば、当店でも同じように何かやらかしてしまっていて、しかもそれをお客様が教えてくれない、という状態ですね。これは色んな意味で怖いです。私なぞは、常にビクビクしています。

正直に言ってしまえば私も人間である以上、それらの悪質な業者と同様に、何らかの間違いをしてしまう場合もゼロではありません。ただし当店では、お客様からお電話などで当店のミスについてご指摘さえあれば、必ず無償でやり直し作業を行ったり、代替品を提供したり、または返金などを行っています。また、サービス終了の直後も「何かあればすぐご連絡ください!」とオジサン的に出来る限りの笑顔でお伝えしているつもりです。もし万一なにか異常が出たままの方は、どうかご一報ください。

それはそれとして、終わった作業の”続き”を無償で要求する方もいますが、そちらは応じられませんのでご了承ください。(ワードエクセルなどのOffice製品をご依頼通りセットアップした後に、その使い方を納得いくまで完璧に電話でタダで教えて欲しいなどのご要望は、流石にお断りしています。それは当方の作業ミスなどの落ち度ではありませんし、まるっきり別のご依頼だからです)

ケース2:「その状態はあり得ません!私が直します!」と、お客様や他業者の処置をけなして仕事を取る・何かを売りつけようとする業者

被害を大げさに言ったりデッチあげたりして、お客様の信用を得ようとするやり方も、一部の業者にはよく見られるようです。まるでシロアリ駆除詐欺やリフォーム詐欺のように「このパソコンはひどいですね!前にやった業者がとてもひどいことをしたようです!このままでは大変なことになりますよ!」と強い口調で現状否定して、最終的にはお客様に大きな修理や買い物を了承させようとする手口です。

これは本当に多いですね。電器店などでパソコンを購入する際に、お客様にとって不要な高価なセキュリティソフトを付属でオススメされたり、ウェブサイト上で堂々と「(札幌パソコンサポートと言う名前は出さずに)時間制料金?そんなのとんでもない!悪徳に決まってる!」と述べてしまうような業者があったり、程度の軽重はあれど、そういった他者を否定したり、脅迫するタイプのセールスは日常的に見られます。ある程度までは、それも資本主義の在り方として致し方ないのかも?とは思いますが、明らかなウソややりすぎはやはり問題だと思います。

ウソの広告
以前に別の記事でご紹介した、パソコンやスマートフォンにウソの警告を表示させて誘導する悪質な広告も、脅迫型セールスの一種と言えます。

一方、当店でお客様に何らかの出費を伴うご提案を行う場合は、以下のような点に気を付けています。

・メリットとデメリットをあらかじめご説明する。
・お客様をふくめ、なるべく他者を否定しない。どんな措置も、何らかの意図や目的やそれなりの判断基準があったと推定し尊重する。
・その場で強要したり急かしたりしない。額が大きいほど時間をおき、ご家族ともご相談することをお勧めする。
・そもそもトラブル対応業者の基本として、うまく動いているものはなるべく手を付けない。(トラブルの徴候が見られる場合を除く)

ケース3:「納入予定の品物を忘れてきちゃいました!」と何度も無駄に訪問して出張料だけは取ろうとする業者

私もビックリしましたが、最近とあるお客様から伺った、実際にいた業者の話です。パソコンに機材を取り付けるお約束をしておいて、ご予約日には何も持ってこない。では何しに来たのかと思えば、作業としては何もしていないのに次回また来ますから今日は調査や相談のみでその分の料金をもらいます、という、とんでもない要求をする業者です。

ここまでひどい話は、流石に長い私のキャリアの中でもただ一件聞いただけです。

当たり前の話ですが、当店では「何もしなかった、出来なかった」場合はお代は頂いていません。ちゃんと問題を解決するか、その場で解決が出来ない状況ならきちんと原因調査して対応方法を明示したうえで、お代を頂いています。
お客様の勘違いなどで当方に何も非が無かった場合でも、当店既定の最低出張料でさえタダでお金をもらうのが心苦しくて、現場の判断でなんだかんだ言ってさらに割引してガソリン代だけもらってもいいですか、なんて店主ならではのアドリブをやってしまう事も多いです。(ただし必ずそうするわけではないので、それをアテにして用もなく呼ぶのはご遠慮くださいね)

ケース4:「ではこちらの機材は不要でしょうからこちらで回収しますね!」と、高価な機材を安価なものに交換するなどして着服する業者

例を挙げると、パソコン修理時にそれほど問題のないパーツを安い中古部品と取り換えたり、インターネットが調子が悪いというご相談で、実際には他の箇所に問題があって解決済みなのに、特に問題がない無線ルーターなどを買い替えさせて古い方を引き取る、などの手口ですね。

事実であればわりとガチめな犯罪行為なのですが、当店では年に1~2件ぐらいは、これに該当しそうな怪しい案件に遭遇します。「怪しい」と書いたのは、あくまで疑惑でしかないためです。私が訪問したお客様から過去のお話を伺う限りでは果てしなく怪しいケースでも、この手の詐欺は回収されてしまった古い方の機材に果たして本当に問題があったのかどうか、現物がないとかなり証明が困難なんですね。

そうはいっても、お客様の納得の上での取引ならそれでも何も問題はありませんし、話題に挙がることもありません。お客様側で「疑わしい」とお考えになって私と言う別業者を呼んでご相談頂いているケースだけが、先に書いたように「年に1~2回遭遇する」程度、私の目に留まっているに過ぎません。この問題における全体的な実態を把握するのは、かなり難しいでしょうね…

始めて会った業者に「パソコンの中の事はさっぱり分からなくて…」などと言うのは、本当はあまりオススメしません。悪い相手の場合は、それを逆手にとって部品の抜きとりや変な処置を行う場合があるようです。悲しいことですが…

なお、これもわざわざ記載するまでも無いことですが、当店ではこのような犯罪行為は行っていません。まだ動作する機材に関しては、できるだけお客様に活用されることをお勧めしています。
ただし明らかに故障して動作していない廃棄品や、動作品でも古すぎてリサイクルショップやネットオークションでも値が付かないレベルのもの、お客様にとって処分の手間の方が大きい不用品などの引き取りを、”お客様の方から”ご依頼される場合もありますので、たとえ現在の価値が無いものであっても、過去の購入金額の大きかったものについては、トラブル防止のためにきちんと譲渡の同意書などをご記入頂いて対応する場合もあります。

ケース5:「ではこういった商品はどうでしょうか?」と、お客様のお宅に上がり込んでから、全く関係のない商品やサービスのセールスを始める業者

最後に挙げるのは、パソコンやスマートフォン関連のご相談に対して、まったく関係のないセールス活動をされてしまう、というケースです。数年に一度はそういう多角化経営に乗り出した同業者の話を聞きます。

断ってしまえばそれでおしまいの話ではあるので被害としては大したことはありませんが、訪問サービスというお客様のお宅に上がり込む商売において、お客様の内部の事情や詳しい家庭情報を把握した上で空気や水の清浄機だの健康食品だのの別セールスを行うのは、道義的に少なからず問題があるのではないかな、と私は思います。

まともな企業や団体であれば、ウェブや紙で行うアンケートなどでも、お客様の個人情報を伺う際には「ここで得た情報は本来の用途以外には使用しません」「ダイレクトメールなどをご希望される方はチェックして下さい」と、最低でも一言はあるはずです。法律的にもそう定められています。

ある日突然、「こないだ雑談で仰っていた、大きなご病気をしたご家族の〇〇さんのために、この綺麗なお水を毎日飲ませたほうがいいですよ!」などど電話営業をされたら、嬉しいよりも気持ち悪い、騙された、不愉快だ、と感じる方が多いのではないでしょうか。少なくとも、私自身はそう感じます。

当店では、そもそも自発的なセールス活動を行っていません。電話営業、郵便または電子メールでのダイレクトメール、その他なーんにも実施していません。怠惰すぎない?何か定期的にお知らせとか警告とかしてよ!と仰るかたもいらっしゃいますが、そういった方は、せめてこのブログを見て頂ければ十分かなーと思っています。

今回の記事は以上です。