こんにちは。
Web広告やSEOの世界にも、そこそこ詳しい平山です。
今回は、企業の経営者や、ウェブサイトを自己制作している方向けの記事です。
【はじめに】2014年5月20日、検索サイトのGoogleにおいて、大型アップデートが行われました。
超有名な検索サイトのグーグルですが、ちょくちょく仕組みが変わっていることは、ご存じですか?それによって、どんなウェブサイト、ホームページが検索で最初の方に出るのか、検索順位が大きく変わってくるので、ウェブサイト制作を仕事にしている方や、各企業のウェブサイト担当者は、Googleの仕様変更には、とても注目しています。
そして以前から予告されていた「大きな変化」が、2014年5月20日、全世界的に、抜き打ちで行われたということです。そのおかげで順位が上がった企業、下がった企業、悲喜こもごもの感想が、現在ネットのあちこちで見られます。なお、こういった「大きな変化」について、IT業界人は分かり易いように名前を付けます。今回の場合は「パンダアップデート4.0」と呼ばれています。
【参考】米Google、パンダアップデート 4.0 を発表
http://www.sem-r.com/news-2014/20140521104909.html

インターネット広告が全盛期の現在、Googleがちょっと仕組みを替えるだけで、売上がどーーんと上がったり下がったりする企業が多数存在します。自社の検索順位は、経営を考える上での重要な指標になりえます。
【おさらい】GoogleとSEOについての、基礎知識
このブログを見てくれている方は業界人ばかりではないので、簡単に「SEO」の世界についておさらいしてみます。小難しい事が面倒なかたは、飛ばして下さい。
- ウェブサイト(ホームページ)は、開設しただけでは誰も見に来ません。実際には、YahooやGoogleの検索で引っかかる事で、はじめて人が訪れます。
- 検索順位が3位以内かどうか、または最初の1ページに入れるかどうかで、アクセス数に圧倒的な差が出ます。
- 検索サイト以外にも、他のサイトから誘導(被リンク)してもらったり、ツイッターやフェイスブックで広めたり、名刺にアドレスを刷ったり、雑誌にURLが載ったり、と色々な経路でユーザーさんは訪れますが、それらの効果は微々たるもの。ほとんどの場合は、ヤフーやグーグルの検索が最重要!
- だから、どんな商売をしている人でも、とにかくGoogleでの検索での表示順位を上げること!に一生懸命になるのです。そういった検索サイト対策としての活動全般を「SEO(Search Engine Optimization)訳:検索サイト最適化」と呼びます。
- 日本において、検索サイトはYahooとGoogleの2強です。この2つがほぼ拮抗しており、そして全体の9割を占めます。
- 2014年現在、YahooとGoogleは同じ仕組み(Google側のシステム)を使っています。よって若干の誤差はあるものの、SEOの結果はほぼ連動しています。
- だから基本的には、Googleの動向をチェックし、それに対応することが基本になります。
- 広告費を払って上位表示させれば手っ取り早くお客様が呼び込めますが、もちろんそれなりのコストが掛かりますし、広告はユーザーに嫌われて避けられる場合も多いです。
- 調査によると、あらゆる世代において、テレビや雑誌を見る時間が減り、パソコン、スマートフォン、タブレットを見る時間が増えています。
- パソコン、スマートフォン、タブレットを合わせた普及率はどんどん伸びており、かなり前に過半数を超えています。いずれかを持つ人はすでに人口の7~8割に及ぶと言われます。
- SEOを正しく理解し活用すれば、圧倒的に少ない広告費用で、従来の雑誌広告や、テレビ広告よりも大きな集客効果があります。
パンダアップデートの目的、方向性、対応方法。
今回のパンダアップデート4.0ですが、4.0というからには、1.0~3.0までもあったわけです。つまり以前から、一つの方針をもってGoogleは自社の検索エンジンの改革をしてきたということです。それがどういう方針かというと…
パンダアップデートの目的は、簡単に言えば「検索結果の健全化」です。「ズルをしたり怠けたりしているウェブサイトよりも、真面目にマメに役立つ情報を掲載しているサイトを上位に出すようにすれば、ウェブサイトを作る方にとっても、それを利用する人にとっても、双方が納得し、得をするでしょう」という考え方だと、私は解釈しています。
具体例で言いますと、
グーグルの検索順位を下げる(と思われる)行為
- 他の人気ウェブサイトのマネ、文章のコピーペースト。
- 「被リンク」を業者から購入して、関係ないサイトから数百~数万のリンクや誘導をしてもらう行為。
- 更新頻度が長い。もしくは作りっぱなし。
- 内容が少ない。会社の基本情報だけで、役に立つ情報が無い。
- SNSとの連動をまったくやっていない
- 自社グループサイト内での相互リンクすること(自作自演)
- 一般人ブログにURLを無差別に貼り付けるスパム(迷惑)コメント行為による誘導
グーグルの検索順位を上げる(と思われる)行為
- ウェブサイト全体がSEOを理解したデザイン、作りであること
- 独自の内容のコンテンツであること
- コンテンツの量が多いこと
- 更新頻度が頻繁であること
- 「顧客がどんなキーワードを検索で使うか」を意識した記事作り、テキスト(文章)作り
- SNS連動と、その成果(TwitterでのRTやFacebookの「いいね!」など)
- 自社と仕事の内容や関係が深いサイトからの被リンク(質のいいリンク)
- Google社のWebサービスへの登録と活用(ウェブマスターツール、アナリティクス、グーグルマップ等)
- スマートフォンやタブレットへの対応
これらは、正式にGoogle社が発表したものではありません。内部がどんな仕組みであるか、Google側からの説明はありません。業界人たちの経験や分析から、このように言われているだけに過ぎないので、中には的外れなもの、まだ明らかになっていない要素などがあるかもしれません。
お金を掛けずに短期間で売上を上げることは可能。でも、健全運営(ホワイトハット)を続ける潔癖さと勤勉さと気合と根性は必要!
札幌パソコンサポートは、ウェブサイト開設から数か月で、そこそこ集客効果が出るようになりました。これは、経営者本人である私が、SEOの仕組みを理解し、「Google」と「お客様」両方に気に入られるようなウェブサイト作りを心がけた成果だと思います。
しかし、ITとは別業界の経営者の方とSEOについてお話をすると、
- 「ちょこちょこっと技術的な工夫や裏技で検索上位に出来ないか」
- 「ITの事は分からない(勉強したくない)から誰かに任せてしまいたい」
- 「1回作ったらあとは(手を入れなくとも)ずっとOKな物が欲しい」
- 「日々の更新をする手間や従業員の人件費が惜しい」
というようなホンネが漏れてきます。経営者としては至極もっともな感覚ですし、純粋なニーズ・需要としては理解できます。が、そういう旧来の思考方法では、健全運営(ホワイトハット)の反対、ブラックハットに走りがちです。それではSEO効果は望めないんですね。
「自社の強み」や「どうすればお客様のウケが良いか」「お客様が何を目的に自社サービスを利用するか」をよく知っている方(だいたいは創業者、経営トップの方でしょう)が、SEOを理解した上で、ホームページ制作の当初から適確に関わる事が重要です。それには慣れない業界の勉強が必要で、凄く面倒なことですし、継続するとなると、かなりの気合いと根性が必要でしょう。
けれど、それを乗り越えれば、かなりの広告費の圧縮と、今まで以上の宣伝効果が見込めます。もしご興味があれば、基礎のご指導から御社ウェブサイトのコンサルティングまで承ります。低予算での売上向上を望む経営者の方は、札幌パソコンサポートの平山までお問合せ下さい。

ちなみに札幌パソコンサポートのサイトでは、ホワイトハット(健全運営)に徹してきたおかげか、今回のパンダアップデート4.0で若干のプラス効果でした。「札幌 パソコンサポート」では元々不動の1位でしたが、その他のキーワード「札幌パソコントラブル」「札幌 パソコン設定」などでも順位が向上しています。
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