こんにちは、平山です。

札幌パソコンサポート・パソコン修理・パソコントラブル対応のプロ業者

最近は、一昔まえに比べて、パソコンが安くなりましたねー。15~16年前、わたしの大学入学時はノートパソコンが最低でも20万円はしたものですが、今ではその数倍以上の性能のパソコンが、その半分以下の価格で買えてしまいます。

とはいえ、不景気も長引いていますし、いまや生活必需品にもなりつつあるパソコンを、できればもっと安く買いたい・・・というご要望も、もっともな事だと思います。今回の記事は、パソコン購入の価格を抑えるための、手っ取り早い方法のひとつです。

パソコンの中で最も高い「部品」はソフトウェア。

ほとんどの場合、パソコンの内部で最も高価なものは、Microsoft Office 等の、ソフトウェアです(「Office」は「Word」や「Excel」のセットの事です)。最新の「Microsoft Office Home and Business 2013」のパッケージ版は、通信販売サイトのAmazon価格で32,580(2013/9/21現在)です。これを省けるならば、大きな節約になるわけです。

マイクロソフトオフィス。ワードエクセル

厳密に言えば、インストール用のCD-ROMやDVD-ROMそのものよりも、同梱されている「シリアルキー」という暗号文に価値があります。中身の円盤だけを大事に取っておく人が稀にいますが、くれぐれもケースやシリアルキーの印字されたシールやカードを捨ててしまわないように。

補足ですが、Windows7以前のパソコン購入時に付いてきた、Office のインストールCD、インストールDVDは捨てないように、大事に取っておきましょう。パソコン故障時などにそれが無いと、買い直すことになり、お財布のダメージがさらに大きくなります。(最新のOffice2013シリーズではCDやDVDが付属せず、インターネットから取り寄せできる仕組みになっており、その限りではありません)

家庭で使うパソコン(使用頻度が低い場合)は、無料のオフィスソフトで間に合わせる方法も。

昨今では、マイクロソフト社のオフィスソフトの代わりとして、無料のオフィスソフトが出回っています(インターネットでダウンロードする方式)。そのため、パソコンを購入する際に、オフィスソフトのついていないものを選んで買い、購入後にそれらの無料ソフトを追加する、という方が増えています。そうすれば、同じ性能のパソコンが、2~3万円ほど安く買えます。これは大きい差ですね。

これらフリーソフトの使用は、もちろん合法です。オフィスソフトのCD-ROMを職場や家庭内で貸し借りするよりは、よほど健全です。(インストールCD-ROMの貸し借りを違法だと知らない方もいらっしゃいますが、ソフトの貸し借りはライセンス(契約)違反、または違法コピーに当たります)

無料オフィスソフトの例

Libre Officeの画面。だいたい普通のワードと同じ

Lible Office の画面。構成や機能は、だいたい旧式の Word と同じです。他のパソコンでWordやExceを使って作った書類を、このソフトで開いて中身を確認したり修正したりできます(互換性がある)。ただし、全く同じではなく、オリジナルのソフトを100%再現しているわけでは無い点に注意。

Q,無料のフリーソフトで本当に困らないの? A,たまにズレがあります。

どれも普通に書類を作ったり、開いたり、プレゼンテーションをしたりする分には、十分な機能があります。ただし、他の人が Word や Excel で作った書類を開くと、表の罫線がズレていたり、ページ全体の飾り罫が再現できていなかったりなど、「なにかちょっと違う」「修正が必要」という状況が、ときどき起こります。

全体で言えば数%程度の誤差ですが、もしも事務がメインのお仕事の方であれば、一日に何回も修正作業が必要になったり、いつも使っている書式を作り直さなければならなかったり、という面倒臭さが発生します。逆に、たとえば、以下に当てはまるような方は、ワード・エクセルの付属していない、安い価格のパソコンを購入しても問題は少ないと思います。

  • 自宅ではワード、エクセルの書類を開くことはあまりないが、一応念のために用意はしておきたい。
  • 書類を作るのは主に会社のパソコンで、自宅では内容チェックや文章の変更程度である。
  • ワープロや表計算ソフトを使う必要がある時も、必要最低限の機能があればよい。(VBAやマクロなどの高度なプログラム機能は使わない)

事務用途ならば、無難にMicrosoft社のオフィス入りのパソコンをオススメします。

一日に何度もワープロ書類や計算書類を開いたり作ったり他社から受け取ったり送ったりするような、そんな事務用途がメインのパソコンには、フリーソフトではない、正規版のMicrosoft Office付きのパソコンをオススメします。ちょっとしたズレ、ちょっとした不満点でも、積もり積もればかなりの効率低下に繋がります。

実際、一度は役所内のオフィスソフトをフリーソフトに変えたけれど、結局もとに戻してしまった山形県の例があります。

今回の節約テクニックは、あくまで「家庭用パソコンなら省いてもいいんじゃない?」という趣旨です。ご注意ください。

買い換え前のパソコンのOfficeを使い回すのは、ルール違反。

最後に余談ですが、パソコンを買い換えた際に、古いパソコンについていた旧式の Microsoft Office のディスクを使って、買い換えた新しいパソコンに 導入する、という方法を採る方がいますが、それはMicrosoft社の定めた規約違反に当たります。また、日本の法律にも反する、違法コピー行為ということになります。

それらのOfficeは、「バンドル版」と言って、元々のパソコンとセットで使う前提で安く出荷されているものですので、他のパソコンに導入した場合は規約違反となり、場合によっては、インストール時やインストール後に警告されることもありえます。(パソコンとセットでなく、Officeだけを別途パッケージで買い直した場合は、もう少し自由が効きます)

Officeのバンドル版。OEM。DSP版。

こういった白黒のケースに入っている物は、元々のパソコンとのセット(バンドル)なので、他のパソコンに流用することが出来ません。DSP版、OEM版などと呼ばれることもあります。ヤフオク等で売っている場合がありますが、それも規約違反です。

札幌パソコンサポートの立場としては、わざわざ古いソフトを危ない橋を渡ってまで使うより、新しい年代のフリーソフトを無料で使う方が、精神衛生上も、法律上も、安心して使うことが出来るので、そちらの方式をオススメしています。