こんにちは、札幌でパソコントラブルに対応する仕事をしています。
平山です。

札幌パソコンサポート・パソコン修理・パソコントラブル対応のプロ業者

ネットで中古ソフトを買おうとして詐欺や詐欺まがい被害に遭う方が増えています。

お客様がヤフオク(ヤフーオークション)や、モバオク、その他のオークションサイトで落札したAdobe製ソフトウェア、CADソフト、Micorosoft Office製品、等々の高価なソフトウェアについて

  • 落札したが、正しくインストールできない!
  • メールが不親切すぎて、インストールのやり方が分からない!
  • Torrentを使うように指定されたが、それって何?どうやって使うの?
  • 販売元のマニュアル通りにいかない!
  • 実際にインストールしたら警告表示が出て使えない!
  • 販売元にメールで問合せても対応しない!

…というご相談を、様々な方から受ける事があります。

ですが、多くの場合、それらは違法コピーやライセンス違反、規約違反のソフトウェアです。せっかく落札・購入しても、まともに使える保障はありません。仮に使えたとしても、ソフトメーカー側が違法コピーや違反ソフト対策を実施することで、いつ使えなくなるか、保証は全くありません。

いざ、パソコンに導入してみて、うまくインストールできなかったり、インストールが出来ても、まともに起動できなかったり、エラー画面や警告表示が出てきたとしても、後の祭りです。

販売者に文句を言おうにも、そもそもが、著作権などの法律やメーカー規約などの「ルール」破りを気にしない!という姿勢の業者ですから、アフターケアや返金はほぼ期待できません。また、詐欺として訴える事も、非常に難しいです。(理由は後述します)

つまり、健全にパソコンを使いたいのなら、ネットオークションでは「中古ソフト」は買わない!が鉄則です。

PC用ソフトは、正規品を、正規ルートで購入することを強くお勧めします。

高いadobe製品を安く売ります!という詐欺

何万円もするソフトを、1円~数千円で売ります!という見出しで多数出品されています。が、甘い話には必ずウラがあります。ご注意下さい。

違法な業者(主に著作権侵害や規約違反)が多数存在するネットオークションの世界。被害者は泣き寝入りが現実です。

ヤフオクなどのオークションサイトには、違法な海賊版ソフトや違法ダウンロードソフトのクラッキング(犯罪行為)手順書を添付して、それを「説明書」として売っている業者が多数まぎれこんでいます。

そして、結果として、

  • 業者指定のやり方ではうまくインストール出来なかったり、
  • 業者がCDで添付してきた怪しいソフトがウィルス対策ソフトに反応したり、
  • 「こちらからダウンロードして下さい」というURLが無効になっていたり、
  • インストールしたものの、エラー画面やメーカーからの警告通知が出たり・・・

と、購入者のパソコンでは、高い確率で不具合が起きるわけです。

も ちろん、被害者の多くの方は購入元にクレームを入れる訳ですが・・・そもそも相手は健全な業者では無い場合が多いので、クレームを入れても、満足のいく返事 はあまり期待できません。「そちら(購入者)のやり 方が悪い」の一点張りか、無視されることがほとんどです。電話番号も住所も名前も非公開であったり、偽であったり・・・まあ、一般的に、お金を取り返すのは難しいと思われます。

「パソコン用ソフトの中古」は少なくとも正規のお店では、売っていません。ほとんどのリサイクルショップでも買取りはされていません。

基本的に、ネットオークション以外では「PC用ソフトウェアの中古」は流通していません。購入前に正規品かどうか、使用可能かどうかの判断ができないからです。確認する為には、実際にインストール(導入)してみるほか無く、その時点で売り物になりません。要するに、中古品として売買すること自体が、ありえないのです。

しかし、特に学生さん等はゲーム用ソフトの中古品を買うような感覚で、騙されてしまうケースが多いようです。パソコンのソフトは、ファミコンやプレイステーションのようなゲームとは違います。

多少ITに詳しい人でも安心できません。そういう方を狙った手口や被害も多数。

  • 企業用の複数アカウント100セットのうち、1口だけを売ります!
  • 認証確認済み!正規品です!
  • 評価システムでも「悪い」がついていません!だから安心!

などと、あれやこれやの専門用語を使った言い訳につられて、多少、ネットオークションやソフト販売の仕組みについて知っている方でも、かえってつい手を出してしまう場合もあるようです。

意外?パソコンから剥がしたライセンスキー、パソコン付属のOfficeの流用も規約違反です。

また、出品者も購入者も違法だということを認識せずに取引をしているケースもあります。

例えば、

  • パソコンから剥がしたWindowsのライセンスキーシール。
  • パソコン購入時に付属していた、Office(ワードエクセル)のインストールディスク。

これらは、元々付属していたパソコンとセットでなければ使えないものです。(OEM版やDSP版と呼ばれます)これらを流用したり、取引したりすることは規約上出来ませんし、無理にインストールに使っても後々トラブルの原因になります。

OSのライセンスシールやOfficeのDSP版をネットで買うのも良くないことです。

オークションには多数出品されていますが、見つけたら違反申告するべきでしょう。

実際に詐欺として立件・取り締まる事は非常に困難

※2014/10/27 追記

しかし、実際にこのような規約違反や著作権違反のソフトウェアを掴まされた結果、ソフトメーカーの違反対策のせいで落札者側がそのソフトをマトモに使えなかったとしても、販売者を刑法で定めるところの「詐欺」で訴えることは、非常に難しいのが、現状です。

まず、「詐欺」という犯罪自体が、立証困難です。詐欺という犯罪を立証するためには、「取引相手をだますつもりだった」という「心の中」の事を証明しなければなりません。相手が「使えると思っていた(使えるはず)」「だますつもりはなかった」と言ってしまえば、当事者が実際にどう思っていようと、明らかに使えないと分かっているはずの事でも、罪を証明することが非常に難しくなってしまうようです。また、実際、上記で記載した例の中には、本当に騙すつもりがなく、規約違反だとも知らず、出品している出品者もいるものですから、話はさらにややこしくなります。

また、たとえ詐欺と証明出来ずとも、著作権法などに違反しているじゃないか!という主張をするとなると、その場合は、著作権を侵害されたソフトウェアメーカー(被害者)と出品者の間でのトラブルということになり、落札者(購入者)にとっては関係のない話、ということになってしまいます。とりあえず落札者に出来る事と言えば、オークションの機能を使って、違反報告を出すか、ダメ元を覚悟で、相手に返金の交渉をするぐらいでしょうか…つまり現実的な問題として、こういったオークションに手を出して、うまく行かなかったり、まともに使えなかったりしても、その場合ほとんどは、誰も責任を取ってくれないということです。

結局、出元の怪しいソフトウェアのオークションには手を出さないこと、これが最も有効な、詐欺や詐欺まがい商法への、自衛方法だと考えます。

この記事で「詐欺」「詐欺まがい」と記載していますが、必ずしも犯罪として立証可能とは限りません。個別の案件によりますので、法的対処をご検討の方は、法律の専門家やしかるべき機関にご相談ください。(ただし上記の理由により、詐欺として「やっつける」事は非常に難しいと考えられます。)

海賊版をオークション販売して逮捕されるケースはしばしばあります

なお、過去にこういった海賊版販売で逮捕された人間はいます。相変わらず海賊版ソフトはYahooオークション等で出品され続けているので、氷山の一角ではありますが…。

(参考記事)
ヤフオク悪用し海賊版販売の男逮捕 ヤフーとACCSも発見済み(ITmediaニュース)
ヤフーオークションで海賊版を販売していた男子大学生を逮捕――ACCS が報告(INTERNETCOM)

ちなみに、記事タイトルにある「ACCS」とは、著作権保護、海賊版の撲滅などを目的にソフトウェアメーカーが合同で立ち上げた団体です。

札幌パソコンサポートで出来ること:ご提案。出来ないこと:違法行為と非弁行為。

札幌パソコンサポートでは、違法行為の手助けは出来ません。「1000円ならダメ元でやってみようかな?」「出来ないから代わりにやってくれない?」などと仰っても、違法行為(著作権侵害)や、メーカーの規約違反行為のお手伝いは出来ません。また、「お金を取り戻したい」「詐欺で訴えたい」などの法律相談は、弁護士では無いため、できません。(弁護士の資格もなく、そういった活動で報酬を得ることは、法律に反します)

代わりに何が出来るかと言えば、正規品を正しいルートで安く買える方法の提示や、安価な代替品の提案です。また、被害に遭った場合の、ソフトの削除や、作業の過程でパソコンに発生した異常の修復などです。

もしこちらでお手伝いできることがありましたら、問い合せページからでも、ご相談下さい。