ウィルス対策の相談もよく承ります、札幌パソコンサポートの平山です。

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超大手・マイクロソフト社が、無料のウィルス対策ソフトを配布していることは、意外と知られていません。

さて、意外と知られていない事実ですが、Windows 8以降(Windows 8.1、Windows 10含む)のOSが搭載されているパソコンには、最初から「Windows Defender(ウィンドウズ ディフェンダー)」という簡単なウィルス対策ソフトが、Windowsとのセットで含まれています。

だから、とにかくウィルス対策だけを安く済ませたいと言う方は、わざわざ有料のウィルス対策を別途導入する必要は、実はありません。(Windows8、Windows8.1、Windows10をご利用の方は、きちんと有効になっていることを確認しておきましょう)

ウィンドウズの無料ウィルス対策ソフト、windowsディフェンダー

ウィンドウズの無料ウィルス対策ソフト、windowsディフェンダーの画面です。

 

そして、Windows7以前のパソコンでも、同等のウィルス対策ソフトウェア「Microsoft Security Essentials(マイクロソフト セキュリティ エッセンシャル)」が、無料で導入可能です。ウィンドウズ8等と違い、始めから入ってはいないですが、Microsoft社の配布用ページからダウンロードで入手することが可能です。

参考:「Microsoft Security Essentials(マイクロソフト セキュリティ エッセンシャル)」配布ページ
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/security-essentials-download

Microsoft Security Essentials は、Windows7,Windows Vista,Windows XP 等で導入できます。
略称の「MSE」で検索すると、上位に表示されるかと思います。お試し下さい。

パソコン購入時にオマケでついてくる有料版ソフトや体験版。本当に必要か、考えた上でのご利用をオススメします。

パソコンを購入すると、「Norton(ノートン)」「McAfee(マカフィー)」「ウィルスバスター」などなど、有料のウィルス対策・セキュリティ対策ソフトの「始めの○○日間だけの体験版」などが、よく付属してきます。多くの場合、パソコンを最初に起動した際、当然のように利用開始の手続が始まるため、それをそのまま使い続けて、期限切れの表示が出たら、何の疑念も持たずにクレジットカードや振込みでお金を払い込む方が多いようです。

マカフィーの登録画面

パソコン起動時に表示されるので、なんとなく登録してしまう方も・・・

それはそれで、選択肢の1つではあるのですが、メリットやデメリットを把握した上でのご判断かどうか、そこが重要かと思います。「無料ソフトの存在を知っていればそっちにしたのに!」と言う方もまた、非常に多いのです。今回の記事も、まさにそこを問題視した上で、ユーザーの皆さんに選択肢を提示する目的で書いています。

無料ソフトと有料ソフトの違いとは。

毎年、複数の団体が、各ソフトの性能比較実験を行って結果を公表していますが、肝心の「ウィルス検出率」では、それほど大きな違いはありません。むしろ、一部の有料ソフトよりも、無料ソフトの方が検出力で勝っている場合さえあります。では、有料版と無料版では、何が違うのでしょうか。有料版のソフトを使う理由とは?以下でカンタンに解説してみます。

参考:無料セキュリティソフトの比較表(有料ソフトとの比較も)
http://thehikaku.net/security/hikaku1.html

有料ウィルス対策ソフトを使うメリット、長所

オマケ機能の充実

迷惑メール対策機能・子供のための保護機能・フィッシング詐欺対策機能・複数のパソコン間でのネットワーク監視機能・などなど、ウィルス「以外」の脅威や危険も、インターネット世界には溢れていますので、そういったものへの対策が、付随しています。逆に言えば、子供用ではない・パソコンを1台しか使わない・詐欺を見抜く力がある・迷惑メールはプロバイダやメールソフトの方で対策している・など、そのような方には、オマケ機能、付加機能は無用の長物かもしれません。

平均的に、検出率などの性能が良い

肝心のウィルス検出率について、有料ソフトの方がやや優れている傾向があります。もちろんお金を払うからにはそうでなければ困るのですが、無料ソフトの性能も上がってきており、性能の差はかなり縮まっています。例え数%でも安全度が高い方が良い、と考える方には、有料ソフトの中から、特に検出率で優れているもの(年度によって成績が変わりますが、平均的に優れているもの)を選ぶと良いでしょう。ただし、どんな優秀な有料ソフトでも、100%の安心は買えません。パソコンの使い方次第では、どのセキュリティソフトも未対応の、最新ウィルスに感染してしまうことがあります。

有名ブランドへの安心感

ノートンやトレンドマイクロ、マカフィーといった、昔から有名なウィルス対策ソフトを入れておくことで、安心感が得られる方もいると思います。また、タダのものは信頼できない!という方もいらっしゃいます。たとえ世界で有名なマイクロソフト社が配布元といえど、「無料」「ダウンロードが必要」と言う時点で、「本当に大丈夫なの?」と不安に思われる方もいるようです。

有料ウィルス対策ソフトを使うデメリット、短所

年単位での料金、コスト、登録の手間

毎年の更新費用や、その払い込みの手間が掛かります。最初に購入したら後年の更新費用はずっと無料!というソフトもありますが、最初の時点で費用が発生することには変わりませんし、使用パソコンが変わった場合の手続などの手間は掛かります。

パソコンへの負荷

付加機能が多い分、パソコンへの負荷は増し、動作の速さに影響がでます。旧式のウィンドウズXP・Vista時代のパソコンに最新のセキュリティソフトを導入すると、それを機能させる為にパソコンのほとんどの能力を使ってしまい、起動や普段の動作が非常に遅くなってしまうこともあります。一般的に、セキュリティソフトの機能が少ない方が、負担が軽く、動作も速くなります。

なぜ無料ソフトの存在を、誰も教えてくれないのか

パソコン量販店でも、パソコンメーカーでも、ウィルス対策ソフト会社も、こういったことは教えてくれません。無料ソフトと有料ソフト、それぞれ一長一短でもありますから、あえてワザワザ損になるかもしれないことを、お客様にご提案することは稀です。ご提案してしまうと、売上げにはならないのに、導入の手順などの解説などが必要になりますから、まるっきりの損ということになります。また、下手な無料ソフトをご紹介したことで、トラブルになる可能性もあります。商売とした考えた場合は、百害あって一利無し、というわけです。

また前述の無料ソフトを提供しているマイクロソフト社にしても、あまり大きく宣伝すると、他社への営業妨害になりかねません。何年か前には、同じような「Windowsとセットにしたソフト」を対象に、独占禁止法で裁判沙汰になったこともあります。そのせいもあってか、一般の方への周知はかなり大人しめになっています。

参考:Microsoft社が、欧州で長年争ってきたバンドル(同梱)ソフト訴訟についての記事http://japan.internet.com/busnews/20091218/11.html

怪しい無料ソフトや、セキュリティを注意する広告にはご注意を!

ただし、「無料のセキュリティ対策ソフト」の中には、非常に悪質な手口のものも、多数存在しています。酷い物になると、かえってパソコンに不具合や被害を及ぼすものもあります。「無料」であればなんでもいい、というわけではありません。信頼性のある企業、信頼性のあるソフトを選ぶことが重要です。

その信頼性という点で、この記事の最初に、Microsoft社のセキュリティソフトを挙げさせて頂きました。しかし、悪質な業者の中には、マイクロソフト社のパートナーを名乗って派手なインターネット広告を出している場合もあります。こういった広告をクリックすることは避け、検索サイトなどから、正しいダウンロードページにアクセスするようにしましょう。

怪しい広告の例です。

怪しい広告の例です。マイクロソフトのロゴが入っていますが、Microsoft社との直接的関連はありません。

最後に

本文の繰り返しになりますが、重要なことは「正しい知識と選択肢を知り、その中からご自身にとっての最善を選ぶ」ということです。今回の記事が、読んだ方にとってお役に立てれば幸いです。

札幌パソコンサポートでは、無料ウィルス対策ソフトの導入についても、有料のウィルス対策ソフトの導入や更新の手続きについても、もしお客様が必要とするのであれば、ご指導やご説明、設定代行に伺います。(札幌市周辺)